第2おごせ福祉作業所 調理体験

6月2日(金)

今回の調理体験は一人分ずつポリ袋に入れて調理する「パッククッキング」に挑戦してみました。

今日のメニューはカレーとご飯、デザートにココア蒸しパンです。

まず始めにお米を研いでザルに上げました。

次に野菜を洗いました。

たわしで洗う事は初めてなのかな?

洗ったにんじんとじゃがいもは皮むきで皮をむきました。

Oさんはいつも自分で調理をしているので、皮をむいた後じゃがいもの芽まできれいに取っていました。職員もビックリです!

玉ねぎは職員と一緒に切りました。

にんじんとじゃがいもは火が通りやすいように小さめに切りました。

湯煎ができるポリエチレンの袋に切ったじゃがいも、にんじん、玉ねぎ、コーン、ツナ、カレールウ、水を入れて、空気を抜いてから袋の口を結んで沸騰したお湯の入った鍋に入れて20分加熱します。

鍋に袋が直接鍋に付かないようにザルをいれるので鍋の中がいっぱいになってしまいました。このままでは火が通らないので鍋を2個にして加熱しました。

袋の空気を抜いて火にかけたのですが、沸騰してくると袋の空気が膨張してごらんの通りになりました。

しばらくして様子をみると「野菜が柔らかくなっていない?」

「あれ?」

「カセットコンロの火が消えてる?」

カセットボンベを出してみるとからっぽ‼

昼食の時間が迫っているのに間に合うかな?

カセットボンベを取り換えて火をつけて煮えるのを待ちました。

洗ったお米は一人分ずつ袋に入れてお水を入れて袋の口を縛って、沸騰した鍋の中に入れて30分加熱します。加熱しているとお米が膨らんで鍋の中いっぱいになってしまい、時々中の袋の位置を変えながら加熱しました。火が通っていなくて生煮えになってしまうのが心配だったので時間より多めに加熱をしたら、芯もなく出来上がりました。

ココア蒸しパンはホットケーキミックスとココア、砂糖を袋の中に入れ袋の外から良く揉んで混ぜてから、牛乳とサラダ油も入れてもう一度良く揉んで生地を作りました。

出来た生地は袋の端に寄せて空気を抜いてから袋の口を縛ってご飯を作った鍋に入れて20分加熱しました。

いつもの昼食の時間より遅れてしまいましたがカレーが出来たので、紙で作った容器に袋ごと入れて口を外に折り曲げて、その中にご飯も入れてカレーライスの完成です。

ココア蒸しパンも出来ました。

今日は出来立ての熱々のカレーライスだったので、いつもはあっという間に食べてしまう人も熱くて食べられなくて、ちょっとイライラしてしまいました。

いつもと様子が違うのでなかなか食べ始めないでいます。

でも、みんなが食べ終わる頃になって食べ始めて完食出来ました。

デザートはココア蒸しパンで甘くて美味しかったです。

調理体験は1年に1回しか行っていませんが、調理をすることにみんな興味があり料理をすることが楽しそうでした。包丁で切る事は見ていてハラハラドキドキですが、一緒に行えば出来ない事は無く、これからも続けていきたいと思います。

始めて挑戦した「パッククッキング」ですが、鍋の中にザルを入れるため、調理できる袋の数が少なくなってしまうのは、災害時に応用する時には考えなくてはならない事だと思いました。

でも、お湯の中で加熱するだけで色々な料理が調理でき、鍋などもお湯を沸かしただけなので汚れず、食器が無くても袋のまま食べる事が出来るので片付けも簡単でいい方法だなと思いました。

また、ココア蒸しパンの生地が良く混ざっていなくて粉のままの状態の所があったり、カレールウを入れた時に良く混ぜておかなかったためにルウが固まっている所があるなど、加熱する前にきちんとやっておかなければならない事がある事が分かりました。

何事もやってみなければ分からない事があるので、もしもの時に備えてやらなくてはならない事はこれからも挑戦していきたいと思います。

 

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